本日某所で楽器について語りました。
そこで思ったこと。
電子楽器って、ほとんどのものが、単体では音が出なくて、ライン出力からケーブルを引っ張って、それをアンプに入れて、初めて音が出る、というつくりになっています。また、ほとんどの電子楽器が、電源を取るのにACケーブルを持っています。MIDIコントローラを使うと、ケーブルはさらに増えます。
最近気づいたのですが、あの形態って私あまり好きじゃないらしい。
モジュラーシンセを作っても、必ず内部結線するように設計するのも、使うときのケーブルはなるべく減らしたい、という潜在意識が働いていたようです。
電子楽器であっても、単体で音が鳴る、操作はなるべく単純に、なるべく思ったとおりに演奏できる、というものが作りたいです。なるべくならスイッチのON/OFFもやらないですませたい。こういう電子楽器なら、ウクレレと並んでいても気が向いたら手にとって演奏するような気がします。
現状では、ウクレレとシンセが並んでいたらついウクレレをとってしまいます。
だってー、弾く前に、電源ケーブルをコンセントにさして、出力をアンプについないで、アンプの電源入れて、電源ON! とするまでに、ウクレレなら一曲弾けちゃうじゃないですか。まあその、電子楽器だって据え置いておけば電源入れるだけですぐに弾けますけれどもね。
でもこれは、作ることは大変で、電子回路やコントローラだけでなく、スピーカーの音響特性まで気にしないと満足するものができないのですよね。
道は長い長い。